タミヤが実車発表直後にキット化したフェラーリ・テスタロッサ。
当時は、フェラーリとプラモメーカー、中でもタミヤとは関係も良好で、プラモデル化するに当たっての実車取材は勿論、フェラーリ社内にもタミヤキットのファンが何人も居たなんて話もありました。そんな良き時代のキット。
タミヤといえど80年代の製品で、金型技術も今のような洗練され精密を究めたような物ではなく、良くも悪くもプラモデル。タミヤとフェラーリの関係が今後もこのままの出禁同然ならば、手に入る内に手に入れておきたいキットだと思う。作んのチョイと面倒だけどね。
84年デビュー当時の車両のキット化ということで、Aピラーにしかも片方だけミラーが着いてるという、日本じゃ先ず車検に通らないであろう特殊仕様。本国イタリアでは、コレでOKだったらしい。
ホイールもスペチアーレでもないのに漢のセンターロックナット。これは後に5ホールハブに変更されたらしい。
ルームミラーの位置(後年式は窓直付け)なんかも含めて、タミヤのリサーチがキチンとしてる事が窺えるキットでもあります。