ボディーを磨き上げて、窓枠部分を黒く塗り分け、ウィンドウパーツを装着し、細かいパーツをボディーにくっつけて完成。言うのは簡単。でも実際は、最後まで色々タイヘンなキットでした。
リアウィングは、実写の建て付けが全く分からなくて、スタジオのエッチングと市販車仕様のリアスポ基部の画像を参考に、ソレっぽくしてみた。
リアのマッドフラップは、キット同梱の樹脂パーツクルクル巻いて洋白線で縛ってリアバンパーに接着。シートベルトの同梱樹脂シートは経変で死んでたのに、このマッドフラップは全然大丈夫だった。が、分厚すぎてクルクル巻くには不向きだったので、他のハセガワ製WRCキットシリーズに同梱のシートベルト用シートで生きてる物を探し出し、ソレをカットしクルクル巻いて作りました。
今回ケツからの画像が少ないのは、マジでこのキットはケツが汚い。特に、リアハッチ部分とリアスポイラー部分は、キチンとやっつけるなら、プレスラインを全てプラ材で新造するくらいの事をやった方がスッキリするんじゃなかろうか。元が型ズレでヨレてるので修正は思いのほかタイヘンでした。
主にスタジオ27のスーパーデルタ用のグレードアップパーツを動員して製作。キットのデカールだとカンクネンが入ってない。
マクラーレンMP4/5Bを買ったら、ベルガーのデカールしか付いてなかったみたいな微妙な内容。スタジオのだと、アップデートキットにデカール付きバージョンがあり、今回はソレをしようしたんだけど、スタジオのならカンクネン用の#1のデカールが入ってる上に、色んなディテールアップパーツがセットになってて都合が良かった。
フロントマスクはヘッドライトとグリル、ウィンカー脇のメッシュや開口部のメッシュは、全てサイズがドンピシャの物が入ってる。しかも黒染め済みのエッチングなので塗膜の厚みを殆ど計算しなくてもフィットする。当時のスタジオのパーツは、サイズが合わない形がオカシイってのがデフォルトだったから、色々覚悟してたんだけど良い意味で拍子抜けだった。
兎に角、前世代のインテグラーレHFインテグラと同様に、とにかく外装小物が多くてキレまくり。小物は全てアクアリンカーで。今はデコプリンセスとか言う名前になって、手芸屋さんで売ってますね、アクアリンカー。
あと、スタジオのパーツのボンピンは、少々オーバースケールな大きさなので、別な物に変更しようと思ってたのだが、折角付いてるのに逆に別なのを使うのが勿体ないので、スタジオのをそのまま使用。
ワイパーは、結構イイ感じのエッチングがスタジオのパーツにあるんだけど、運転席側のワイパーの組み方が分からず。使用を断念してキットの純正パーツを使用。画像で見ると変に目立っちゃってるので、今後気が向いたらデッチ上げてでもエッチング製に換えた方が良さそうですね。
スポンサーロゴは、キットだと紺色のロゴと黒いロゴが混在してるんだけど、スタジオのは総じて青一色。
多分キットの方が正解だと思うんだけど、スタジオのみならずSHUNKOのデカールもここは青一色なんよね。ロゴだけキットの方を使おうかと思ったけど、残念ながらフィルム層が黄ばんでて、おまけに貼る場所の下地が白って事で、今回はスタジオの方の青一色のロゴを妥協して使いました。
車高はコレでも下げれるだけ下げたけど、それでもリアはまだ高い。これ以上下げるなら、アーム類も全部弄る必要がある。次はもっと上手くヤル(笑
ホイールの塗装は、黒サフで真っ黒にしてから、ホワイトをホイールの正面では無く横方向から吹いていくと、細かい穴の中にホワイトが入らないので意外なほど綺麗に塗り分け可能。最後にエナメルの艶消し黒を濃いめに流して墨入れ風に拭き取ったら穴開け無くても充分な出来になる。
最後にうっかりミスの報告。最後の最後まで気付かなかったのが、上の赤○部分の桁。
ここは市販車仕様のナンバープレート用のステーなので、ラリー仕様では不要部分なのでカットする必要がありました。インストにも書いてんだけど見落としてました。仕方ないので、塗膜を痛めないように慎重にエッチングソーを使って切り落としてみたところ、思いの外綺麗に切り飛ばせました。切り取った後の塗装欠け部には白をタッチアップ。
グラベル仕様や市販仕様と色んな部分で共有化が図られてて、その製で不要パーツだの穴開けだの穴埋めだの一部カットだのと、インストの指示は結構多いキットです。