MFH Aston martin DBR9 LM2008GT1 Gulf Act.2

1/24 AstonMartin DBR9 LM2008 GT1 Gulf

ボディー塗装

塗装編。下処理終えたボディーにガイアのEXホワイトを塗装。

ココにボディー色を乗せていくわけですが、問題はGULFブルー。GULFブルーと言っても車種ごとに青の色合いが異なるので、調色を決めにくいのがGULFブルー。

青系や紫系は写真だと撮影された環境と現像具合でゴロッと変わるから分かりにくい。

っつーか、フィニッシャーズのGULFブルーってのが、何故か我が家にはダブついてましてね、金蓋タイプの超初期板と樹脂キャップ版と限定色から通常色にシフトした後発版の3種がある。

で、真ん中取って樹脂キャップ版の限定色verを使用してみたんだけど

 流石にコレは青すぎた。917や917Kならアリだと思うんだけど、乾燥後は想像以上に青くなった。

 瓶底の色合いをアテにしたんだけど、どうにも気に入らないので変更。ただ、隠蔽力がメチャクチャ高い色でそのお陰で失敗色の塗装膜を薄く出来てたのは幸い。ポリパテ使ってるから風呂には入れたくなかった。

 バルケッタ/ガイアとバラッカからGULFブルー出てるっぽいけど、最近はロットが少ないのか面白そうな色が田舎者にはホントに入手しにくい。福岡や大阪に全く行けない状況が続いてるから余計に入手難が身に染みる。店頭にはあるけど通販には載せないって事なのか、いざ遠出して実店舗に行くと有ったりするんですよね。

 っつーことで、今度はファンデーションホワイトをGULFブルー1に対して2強足し、更にピュアイエローとピュアオレンジを極々少量足して彩度下げつつ若干スミレ色方向に動かした色で塗装。

 これでもまだ青が濃いか?塗り直後と硬化後で青の濃さが若干変わって目に映るから判断が難しい。

 いっそ補色系ではなくライトグレー系足しても良かったかも。が、これ以上はやってらんないのでこのままGO。

 次にオレンジのラインのデカールを貼附。ちょいと気に入らないのがフロント部分のオレンジと青の境目とリアの境目の黒ラインの太さが異なる事と、左右ドアに掛かるオレンジと青の境界の黒ラインが極細過ぎ。

 っつーか老眼で錯覚してるだけで、ドアんとこは黒ライン省かれてんじゃね?。

 で、このラインをどうするかなんだけど、塗装で再現するには私の技量では相当厳しい感じだったので、素直に諦めてキットのデカールで済ませた。ここは選択悩むなぁ。

 デカールそのものは、結構年数経ってるけど、別保管してたこともあって問題無く貼れた。多分時代的にエッフェアルテフィーチェ製かと思うんだけど、キチンと保管してたら長期保管もイケる優れもの。

 ダクト部分や形状が複雑な部分は、1枚貼りが難しいのか分割されてるんだけど、フロント部分は貼る順番を間違ってしまって見た目イマイチになってもうた。2箇所有るダクト部分のオレンジは、まず小さいデカールを貼ってから大判を被せるべきだったのに、逆にしちゃったので重なり部分が分かりやすくなってしまった。ユニオンジャックとGULFのロゴで殆ど隠れるけどね。

 あと、グリルの周りを囲むクチビルゲの顔みたいなオレンジの縁取りはこのキットのデカールの鬼門かも。マーージで貼りにくい。

 タッチアップカラーは、クレオスのオレンジに白少量で丁度良いオレンジが出来たのでコレを使用。

 オレンジを貼って乾燥させてクリアーを軽く吹いてからロゴデカール。

 キットには実戦仕様とプロト仕様(?)の2種のデカールが入ってて、これが結構紛らわしいので、使わないデカールを最初に排除してから作業した。

 プラモみたいにキットインストには細かい説明は無いので、実車画像見ながら地道に選り分け。幸い不足してるロゴとか省かれたロゴは無かった。

 ロゴ貼附後は水洗いで糊と油分を落とし、暫くブースで強制乾燥させてからクリアー塗装。

今回はオートクリアーです。1:3希釈を砂吹き繰り返して一層作ってから1:2を2周塗り重ね。

カーボンデカール

クリアーがソコソコ乾いたら、マスキングして下辺部分のカーボン地部分の下塗り。

デカールの上にマスキングすると、今の季節だと貼り付きすぎて持ってかれる事があるので、デカールの上だけマスクゾル(マスキングゾルNEO)で保護してからマスキング。

最初の段階で下塗り入れなかったのは、マスキングミスって失敗した場合に、クリアー層があると修正が楽なので。

塗装のみならず、カーボンデカールもウッカリ貼り付くとハミ出し部分を剥がそうと思っても剥がれないこともあるし。

 下地には、当初タミヤのガンメタルを使ったんだけど、ちょっと明るすぎてマッチング悪かったので、クレオスのグラファイトブラックに変更。この色も、初めて使ったけどタミヤの履帯色並に汎用性の高い色ですね。ただし、コレ使うならクリアー混ぜないとデカールが密着しにくい。

 面倒くさくて避けたい作業のカーボンデカール貼り。

 この車両、下辺部分がグルッと一周カーボン地なので、単に黒系塗装で済ますと味気が無くなりそうだったので渋々デカール貼ることにした。

 毎度愛用してるモデラーズのカーボンパターン2を使用。500円以下で買える使いやすいデカールで、カーボン目も1/24スケールだと自己主張しすぎないところが気に入ってるんだけど、今や入手難になってしまった。

 これ、印刷はカルトグラフっすよ。この車の場合だと、概ね2シート必要だった。1ダースくらいはストックしてたけど、今回2シート浪費したので残存は3シートになりました。コロナ落ち着いたら実店舗で後継者探さんとイカンね。

 余談だけど、出始め当初はST27が最近せっせとラインナップ増やしてる「車種専用カット済みカーボンデカールシリーズ」って、どれもこれも数千円で、モノによっては5000円超えとかコスパ悪すぎやろと見向きもしてなかったのだが、最近の車両のようにカーボン部分が多いレーシングカーだと、カーボンデカールの単価は高いし(1000円前後)、自前で切り出しても2~3シート持ってかれるし、型紙作って切り出して~に要する時間と手間を考えると、決してコスパが悪いわけじゃ無いですな。

どっちにしても、このガレキみたいなのには商品は用意されてないわけですが。

デカールをハミ出させて後からナイフで不要部カットする場合、ヒートガンや軟化剤使う場合は、結構強力に貼り付くことが有るので、事前にハミ出す部分だけマステで養生してからデカールを貼る。

デカール乾燥後に境目にナイフ入れてマステごと剥がすと綺麗に余分を持ってってくれる。

カーボンの目は実車画像で確認出来る範囲で倣って貼附。複雑な面構成の部分は塗装前にマステで展開図作っといて、サイドシルのように複雑じゃないとこはヒートガンで強制貼附。

 欠けや寸足らずはパッチワークで処理し、タッチアップはグラファイトブラックにて。カーボン部分のロゴは、カーボン貼って一旦クリアーを吹いて馴染ませてから、デカール貼ってクリアーコート。

 ボディーのカーボン部分に関しては、塗膜が厚くなりすぎないように、フリーハンドだけどカーボン部分にだけクリアーが載るよう塗っとります。

 最後に非カーボン部分のデカールの段差を#1200~#1500で均してから、1:3希釈のオートクリアーでコートして、漸く外装の塗装作業完了。

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