AOSHIMA 1/24 Lamborghini Aventador LP700-4

1/24 アヴェンタドールLP700-4

アオシマがランボシリーズを次々出してくれて嬉しかったらしく、出るヴァリエーションを次から次へと積んでたら、なまじ箱がデカい物だから邪魔になってきたので、ここらで一つ消化しておこうと素体であるLP700-4を棚から下ろしてきた。

先ずはボディーのご様子伺いで黒サフ入れて磨いてみたが、なんせプレスラインが縦横無尽に入ってるデザインの車なので、面出ししてて角を落とすの怖がって中途半端に終わらせてしまった。

 ちなみに、コレを製作した頃ってコロナのコの時も無い頃で、カメラにドハマリした上に本業がスンゲェ忙しくなってきた頃でもあり、車模型から随分と遠ざかってしまっていた時期。

ザザッと仮組した感じ、ドア後方サイドインテイクのフィッティングとシザースドアに若干面白くないとこもあるんだけど、他は問題無いっぽい。強いて言えばエンジン周りの収まりが曖昧かな?それよりヒケと微妙なバリが結構有るねぇって感じでトットと先に進めてみた。

っつー感じで、一回全部組んでみてからバラしてボディー塗装開始。

黒サフ→研ぎ→ピュアブラック(Fn)→シルバー(C#8)→キャンディーアップルレッド(スパッツスティックス)+Pガラスパール(G)

っつーレシピです。で、メタリック&パール系塗ったら、処理し切れてないヒケと右フェンダー上に湯流れ不良っぽいヒケ発見。

それでも、まぁ長期休業明けのリハビリだし、アヴェンタはヴァージョン違いであと4つくらい積んでるし、塗料勿体ないし、とかでそのままクリア吹いて続行。

内装は彫刻がシャープで以前のアオシマの様なカクカクした感じもなし。赤黒ツートンにしてみた。

塗膜の厚みを確認すべく、ここで一旦組んでみる。ん~~やはりヒケが気になる。そして、磨き始めるとクリアの塗膜が足りてないのと、スパッツの飴赤が染料系だったことで色流れに気付く。ついでにバリ処理が甘かったところを早速下地出す。

また投げ出して失踪しそうな気がしてきたので、思い切ってやり直し。失敗多きモデラー御用達のIPA風呂にドボン。

無事振り出しに戻る。ただ、この方法だと染料系プラとか透明プラとかはやらかす事が有るからソコソコ注意の模様。

4~5時間でこんだけ元に戻れれば、シンナー風呂より全然良いんじゃね?作業中はガスマスクしとかないと揮発アルコールで文字通り酔いそうになるよ。

で、今度は念入りに面出しヒケ処理バリ取り。ヒケ処理にはタミヤのポリパテを20年以上ぶりで使用。見逃してた割には結構盛大なヒケだった。

前回がオレンジ系の赤だったので、今回は下地をシルバー→メタリックレッドにして、それをキャンディーコートして血の色系にしようという方向で進める。

で、上塗りは前回と同じスパッツのアップルレッドにガラスパール。購入当時、そのコンセプトが気に入ったのか、このガイアのガラスパールは3本ストックしてた。なので、バリバリ使わないと勿体ない。調色時にバインダーに普通のクリアも仕込んでます。

最後のクリアーは、今回はパール系の上に乗せることもあってフィニッシャーズのオートクリア。デカールの上とか乾燥の遅い塗料の上とかにガイアGX入れると硬すぎて割ることあるから、こういうのはオートクリアーの方が万能。

一方シャーシはとっくに上がってます。ホイールは、元のパーツのメッキ活かしてプライマ塗ってからクリアーブラックでコート。リハビリなので細かいことは気にしないで進める。

前回からの続きとしては、磨き作業に突入。#2000で面取りしてからラプロス#6000→#8000ときて3Mウルトラフィニッシュ。

巷ではバフレックスってーのが流行ってるらしいけど、田舎じゃ「何ソレ」なので以前と同じ作業ルーティーン。

ウルトラフィニッシュの#82876が、実車でも使っちゃってたのでいつの間にか残量が少なくなってきてた。

神様仏様カミムラ様からツイッターでウルトラフィニッシュ#5989を見せて貰った感じ、どうも中身は同じ様なので、手持ちが切れたら5989を入手しようと思う。

で、何度も寝落ちしそうになりながら、ここまで磨いてから組み立て作業に突入。

簡易機構とは言え開閉式になってるシザースドアを装着したところ、チリが合わない。どうもダッシュ端と微妙に干渉してるっぽいね。

シッカリ仮組みしてたら気付いたんだろうけど、その場の勢いで始めたって事も有って疎かにしてた。

完成間近で四苦八苦するのは仮組み不足意外の何ものでも無いので、自業自得って事でスッパリ諦めてステーをカット。

ドアは閉状態嵌め殺しに変更です。修正するなら、巷でも作業例がネット上に出てるように、可能な限りチリ合わせを行い、最終的な閉状態での勘合にはネオジム磁石を仕込んでおくのが良さそうですな。

 それから、このキットはドアとエンジンフードが開閉可能になってんだけど、それが故にパーツの裏面などにもキチンと色を乗せておかないと不細工なことになりますな。サイドステップ内側のところを塗り忘れてて、カーボンフィニッシュ貼って誤魔化したけど、結局ドアを嵌め殺したので無意味でしたが。

 ボディー色を回しとくべきは、エンジンフード裏面、リアエンド開口部内側、インテークパーツ裏面&サイドステップ裏面、フロント開口部&天井&A&Bピラー裏側等々ですね。結構多いな、おい。

何となく派手な面構成の割にカラーリングが単調に思えたので、リアクォーターの可変式インテイクの前半部とドア後方インテイクには、ハセガワのカーボンフィニッシュを貼ってみた。恐らく模様のためにフィルムが二重構造になってるからか、曲面への馴染みがイマイチな上に、ナイフでのカットもしにくいですね。クリアーコートも不可なので、こんなの何処に使うんだよって思っちゃうところですが、織りのモールドが立体的になってるので、ドライカーボンっぽい表現にはデカールよりも良いかも。
 私が買っておいた理由は、F1等の翼端板の裏面に使って、カーボンデカールを貼る手を抜こういう思惑だったのは覚えております。結局使わずじまいでいたんだけどね。

ボンネット上のエアダクトのカバーにもカーボンフィニッシュ。ヘッドライトはメッキパーツだったけど、

プロジェクターユニット部と小さなLEDのポチポチ以外は黒に塗る必要があるので、メッキ剥がして全部塗り分け。

前後のサイドマーカーは、塗装の厚みで全然ハマらなくなっちゃって削るハメに。これも仮組みんときに確認してなかったわ。

ドア後方のインテークパーツは別パーツになってんだけど、これを塗装前に組むか塗装してから組むかは悩みどころですな。

作ってみた印象としては、深いようで実はインテイク奥は浅いので、組んでから塗っても塗装は届きますね。私はしとらんけど。

ただ、この場合、シャーシも或る程度仮組みして、ボディーと仮合わせした状態で組み込んだ方が良さげです。

 リアのエンジンフードは、透明の3枚板を受ける部分が別パーツになってんですが、此処の合いが悪い。

塗装前に矯正しながらガッツリ組んじゃった方が良さそうです。私はしとらんけど。

 リアエンドのスポイラーパーツは、トランクフード、リアクォーターパネル、テールライトパーツ、テールライトカバーと、全部で7つのパーツに干渉されるので、これも事前に仕事しといた方が良いですな。私はしとらんけど。

リアのテールライト周辺の構成がよく解んなくて困りました。キットのメッキパーツにブレーキランプASSYのパーツを仕込み、ボディー側のテールライト下面にあたる部分はフラットブラックで塗装。最後に透明カバー付けるんだけど、コレが厚くて歪みもあって何か興醒め。いっそスモーク入れるかPET板絞って貼ったりした方がイイ感じになりそう。

っつーか、実車はスモーク?

 リアエンドのランボロゴはキットのメタルインレット。サイドの小さな金属ロゴとボンネットのランボエンブレムは、HobbyDesignのアヴェンタドール用ロゴデカール。立体印刷の金属デカールというか、デカール型メタルインレットみたいなもんですが、いつの間にかオッサン買ってたらしい。

 っつー訳で、取り敢えず再起一号完成。研ぎ出しが攻めきれなかったり、接着剤の使い分けにスッタモンダしたり、色々トラブル有ったけど、まぁ完成したんだからイイんですよコレで。

 で、結局どうだったのかって話ですが、これ、凄く面白いキットだと思いましたよ。彫刻もイイしキットコンセプトも明快。

透明パーツの質だったりシザースドアの構造だったり、明確な欠点も持ってるんだけど、作ってて面白かったのは間違い無い。

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