ジョージルーカスサイドが、その模型化への情熱と試作の出来の良さに感心して、プラモ化の権利を信じられないくらいのローカルな条件でOKしてくれたって話があったけど、実際このファインモールドってメーカーは、日本のプラモメーカーの中でもストイックで固定ファンが多い。実際、インジェクションキットの金型製作の限界を追求するような細かい造形は、組み立て精度のタミヤvsディテール再現の精細度のファインモールドって位の双璧感がある。
後にネズミの国に囲い込まれてしまったSWのプラモ化権は、ネズーミサイドに堕ちてしまいバンナムに権利が移ってしまうのだけど、スクラッチビルドレベルの大改造を要求されたMPC/Revellのキットの苦労から解放してくれたファインモールドへの感謝は今でも忘れていない。っつーか、シリーズ全部積んじゃってるよ。
と、言うわけでタイ・インターセプター。上の画像は合成で作ったのは一機です。
とても良く出来たキットで、僅か二晩程度の作業時間でカッチョイイTIEファイターが出来上がります。
私は所謂プロップ再現には興味無い方なので、窓を枠だけにしたりとかもせず、まんま素組みでこの出来映えになるキット。後に出てくるバンナム製は、バンナムプラスチックのお陰で墨入れとリスクとかあって扱いづらいんだけど、ファインモールドはエナメル・油彩なんでも来いな普通のプラなので、バンナムが出てきて存在意義が無くなったなんてことは今でも思ってないし、ファンにとっては捨て置けない良きシリーズです。