地元模型クラブのクラブ員の殆どが大好物にしてるのが所謂ガンプラ。自分自身は子どもの頃に幾つか青空モデリングした事はあったけど、ほぼほぼ手を出してこなかったジャンルなんだけど、RGというシリーズがモデグラで紹介されたのを読んで興味を持ち、試しに買って作ってみたら、その精密さ緻密さが気に入って、以降新作が出る度に買うことになった切っ掛けがこのガンダムとザク。
で、早速作ってみたのは良いけど、ガンダムのポージングの付け方が全く分からず、完成直後は
唖然棒立ち写真撮影(笑。グリグリ動くコンセプトとは言え、初心者的にはウッカリ関節でも折ったら心も折れるって訳で、躊躇しつつ色々やってみたが、クラブ員曰く方向性が間違ってるらしい。
そんな訳で、ポージングの勉強を兼ねて、マシーネンのようにヴィネット仕立てにすれば、ポージングのアイデアも浮かびやすいんじゃ無いかと、急遽ジオラマチックな展示台ベースを製作。
コレのためにホビーオフにドムを探しに行ったよ。まだガンプラが転売ヤーの餌食になる前の時代。それこそ、ネット通販だと基本25%OFFで買えた良き時代。ホビーオフだと、このドムのような廉価シリーズキットは文字通り投げ売りされてた。
コロナ前までは、余程元ネタを知らない機体以外は、RGに限ってだけど新製品出る度に買ってたんだけど、ウィングゼロEWやνガンダム辺りから転売屋ーが跋扈した影響で、門外漢には買えない状況となり、ジオング辺りからはチョット素人には手に負えない感じになったので買うのをヤメてしまった。
そういう状況でスッカリ萎えちゃったので、持ってたRGのキットも余程気に入った意匠の機体以外は、全て処分してしまったよ。いいコンセプトのキットだと思うけど、プレ値でないと買えないなら買わないという選択をしたまで。残念な話だ。
余談はともかく、1stガンダムは全話見たので、このシーンが直ぐ頭に浮かび、動画で実際のシーンを見て検証してからドムを入手しカットして「俺を踏み台に!」シーンの展示台を作成。中々良いポージングも自然と決められて作戦成功。
ザクの方は、廃ビル作ってガルマが死んだストーリーの市街戦をモチーフにベースを作成。
ジオラマにするなら瓦礫を敷き詰めた方が自然なんだが、あくまでポージングの為の展示台というコンセプトなので、ザクを配置する辺りは瓦礫を捲かずに自由にザクを置けるようにした。
建物はスチレンボードとプラストラクトの各種プラ材からスクラッチ。ひび割れた路面はネットで見掛けた手法で、砥の粉を水性ニスと水溶き木工ボンドで練り合わせてベースに塗り敷くと、乾燥後に自然にヒビ割れが出来て割れた路面になるってのを実践。瓦礫は、グリーンマックスの建物キットから型を起こし石膏で複製。その複製したものをハンマーで粉々にして積み上げた。
Nゲージ用の1/150マツダデミオのミニカーが余ってたので、ボンネットだけ真鍮版で作り直して拉げさせ、車体は万力でプレスして歪め、錆と煤を塗装をして燃え尽きた廃車を作って遊んでみた。我ながらイイ感じの廃車になったので、今後市街戦ジオラマとか作る機会があったら再び採用してみたい。
こういうのって、主役本体よりビルやら瓦礫やら作ってる方が面白くなってくるから困る。
人生初ガンプラは中々面白かった。特にRGはこのクオリティーで2000円チョイの価格設定だったので、バンダイの技術力とコスパの良さに脱帽した良き経験。
2011年完成