今まで使ってたgooから自前ドメインに引っ越して、漸く過去記事のアーカイブを構築し終えました。ずーーーーいぶんと記事は減ったんですが、なんせ20年もgooに定住していたので、引っ越しさせておきたい記事だけを選ぶだけでも、20年分を探し回るので随分と面倒でした。
あとですね、コンプラ?あんまし気にしないというか、10年位前の感覚だと分かんないんだけど、まぁ著作権や肖像権に頒布権にモラル等々、極一部の旧知のフォロワーさんならご存知過ぎる様に諸々問題のありそうな記事も正直数々ありましてね(笑、なんぼ場末の趣味ブログとはいえ、ちょっとこの際整理しようと、記事そのものも再編しております。
で、このWordPressの中でもケチな私にピッタリなテーマがCocoon。「コレで無料で大丈夫か?」「いつか大きな見返りをしはらうことになるんじゃ??」って位に良く出来たテーマがありましてね、これなら毎月更新もロクにしてないのに管理費を徴収され続けてるgooから己を解き放てるのではないかと、年末年始に家族がインフルエンザで次々倒れる中、一人部屋に籠もって画策をしましたら、どうやら行けそうだということで、「がらくたどう」blogの引っ越しを決意したのでありました。
サーバー自体は、昨年後半に本業のHPをレンタルサーバーで区画を借りて運営し始めたところ、法人のHPは頑張って作っても契約容量の1/20位しか使わないって事で、そりゃ勿体ないだろうというのもありました。2ドメインまで無料で取れるって契約も条件が良かった。
そういうわけで、まだCocoonの使いこなしが殆ど出来て居らず、いわば見切り発車ではありますが、この投稿から投稿日がリニアになります。ちなみに、過去記事は全て製作当時の年月日にして投稿しています。
ポルシェ911 GT1 LM1997 Marlboro
そんなわけで、お題はタミヤのポルシェ911GT1。このキットも7~8個積み上げてる我が家なんですが、理由はデカール替えによるバリエーションの多さにあります。タミヤのはワークスカラーだけど、プライベーター等から様々なカラーリングの車両が発表になり、プラモ界でもデカールが色々出ていたので、デカール買う度に本体も買ってたら積み上がったって訳です。
今回は、その中からMarlboroカラーを作ろうと思います。旧ブログでも20年近く前に1度「ル・マン祭り」というネット仲間との見せ合いっこ企画を開催した折にネタにしたことがあり、その時はワークスカラーで作りました。
デカール問題
Marlboroカラーにするに当たって、使用するデカールをどうするかって問題があるんですが、手持ちはST27製・ミュージアムコレクション製・謎の海外製と3種有りました。実はですね、3種どのデカールにも問題がありまして、色間違いにフォント間違いにサイズ間違い、それに必要なロゴが入ってないなんかもあって、3種全部組み合わせて漸く必要なデカールが全て揃うという、サードパーティ製有る有るな話になってます。
ね、どれもそこはとなくソレっぽいけど、同じ車両のデカールにしては、結構アチコチ違うでしょ。
この違いのお陰で、実際作ってて困ったのは
・ウィンドウのハチマキのPILOT。ST27には入って無くて他のには入ってるけどミューコレと海外製はロゴの大きさや万年筆の絵柄の精密さが違う。
・フェンダーもしくはサイドステップに貼られるDH・LOGISTICSのロゴの色が海外製とS27は青いけどミューコレは黒く、またサイズが各々異なる
・ノーズのバーコードストライプの大きさが各々異なる。
・ゼッケンの大きさとフォントが各々異なる
・リアカウルのJOLLY MOTORのサイズが各々異なる
・Mobil1のサイズが各々異なり数も異なる
・ヴィヴァンダム君の大きさが異なる
と、サラッと見ただけでも三者三様で、この3種をフル活用しないと、思ったように仕上がらなかったです。そらもうコスパは当然悪いです。
ボディー下処理
このキットは、当時の技術とコストで可能な限りのディテールを盛り込もうというのか、エンジンカウルを完成後も開くことが出来る構成になってる。
しかし、一方で組み立て難易度が上がることを忌避してか、はたまた当時の製造コスト的限界だったのか、パーツの省略箇所も非常に多く、正直フルディテールで作るには不足が多い。
良くも悪くも中途半端。今の目から見れば、それが正直な感想。
で、前に作ったときもそうだったが、エンジン部分は露出する場所だけは手を入れるけど、見えないところは簡単に塗り分けるだけで、且つ最終的にはカウル固定とする事にした。
ただ、最初の段階で全部固定してしまうと、シャーシとの嵌合の際に不都合も多かったり、フロントフェンダー後方はフェンダーの内側にも塗装する必要のあるパネルがあるので、この2カ所は最後に組み上げるようにした。
先ずドア後方のエアインテークダクト付近が別パーツになってるので、ここをこの時点で固定した。パーツの合わせ目が出来るけど、スジボリとして残すべき合わせ目と、埋めて消すべき合わせ目が混在するので、要確認。
また、デフォルトではリアカウルのチリがイマイチ合わず浮くので、最後に組むときにピタッと収まるようにこの次点で、リアカウル脱着固定用のダボやピンを落として嵌合を調整しておいた。
後はスジボリの彫り直し。この時代のプラモデルではどれもそうだったけど、パーツの湾曲部、このキットならヘッドライト周辺やフロントノーズ、ドアの前の様な部分のスジボリは、金型の関係でスジボリが浅く広くなってしまってるので、一旦パテ等でスジボリを埋めて彫り直した方がシャープに仕上がる。
チリ合わせやスジボリ、他にも小さいパーツでもドアミラーの様に分割されたパーツを貼り合わせ合わせ目処理を済ませたらサフ吹き。
↑画像の右端のベルトデカールは、まだデカールが生きてるかどうかの判定のため水に浸けてみた物。意外と生きてたが、ピンセットで触ると砕けたw
シャーシの調整とフロントグリル加工
シャーシは板きれ。こういう形状って反るからイヤなんだよねぇ。実際若干反ってたが、エンジンパーツと内装バスタブを乗せたら矯正出来そうなので一安心。
突き出しピンの跡が盛大だが、今回はリアカウルを固定するとは言え、車体後端から垣間見える範囲はカーボンデカールを貼るので、その辺りの跡のみ埋める。
尚、シャーシや室内等、或る程度組み上げてみないとサスペンションを装着させられないので、このまま先にシャーシの方を進めていく。
フロントグリルは刳り貫いてエッチングメッシュを貼った。メッシュの外周部は洋白線を半田付けしてあるのも以前作ったときと同じ工作。左側には牽引プレートを装着する切欠があり、グリルもその形状に合わせて整形。
↑は昔作った時の画像ですが、今回も同じ事やってます。
このフロントグリルも、ボディーとの合わせや裏に上手い事ラジエター裏が来るかの確認をしつつ加工。アンダートレーの前端もグリルパーツにくっ付いてるので、このパーツはシャーシパーツの一部。
エンジンブロックの塗装と組立
前述の通り、エンジンは完成後見えなくなるので、インスト指示通り塗って組むだけ。とは言え、練習になるので、今後の模型製作に役立てるべく、使用する金属色やスプリング部の塗りなんかで色々試してます。
ギアボックス後端の白い部分は、完成後カウル閉じてても露出する部分なので、継ぎ目消しと整形は必要。このキット、一件精密そうに見えても、インジェクター周辺やタービン周り、ガソリンタンクやオイルタンクなど、色んなとこが適当な造形やパーツ配置になってるので、ガチで作り込むなら自作パーツ製作大会になること間違いなし。
エキパイとドラシャ、それにブレーキ冷却ダクト等を仕上げる。このうち、エキパイは完成後もエンド部が露出するので、ステン管に見えるように合わせ目消し含めて丁寧に仕上げた。塗装はクレオスの旧スーパーステンレスをグロスブラックの上にフワ乗せ。
↑は前回製作したときの物ですが、点線部から後方が完成後もチラ見えしてしまうのでちゃんと作っとくエリア。
大体こんな感じで露出します。余談として、このサンプルのHutchison仕様はデカール溶かしてお蔵入りになったな~(笑
この時と今回が違うのは、エキパイが焼き入れステン管からキットパーツ塗装に、エキパイ固定スプリングもキットパーツそのままという違い。スプリング固定が結構面倒くさいので今回は省略。
とっととアライメント取るのがボディー塗装より先に組んでる理由なので、リアサスも組んでシャーシに乗せます。タンクもボディーとの繋がりや干渉を確認すべく組んでツヤ黒下地にスーパーアイアンをフワ乗せで塗装。
過去画像とか使っちゃうのは、以前の様に細かい作業まで画像で撮ってないのです。作業中に撮ってるとどうしても気が散っちゃってヤル気元気ファミチキが下がるんすよね。昔は元気だったなぁ、俺。