NITTO 1/20 P.K.A.W[K] KAUZ

1/20 P.K.A. Wapruf(K)KAUZ

 WAVEの新金型が出てきたけど、旧き良き時代のプラモを懐かしもうとプラモヤードの奥から引っ張り出してきた旧NITTOのカウツ。SF3D時代ではナンバリングも21と最後発組で、少なくとも私が持ってるのはこのカウツが最後でした。これ以降のもあるんかな?

 ただ、未だシュリンク入りの純NITTO版を卸すのは急に惜しくなり(笑、マシーネン版のWAVEによるアップデートが施されたバージョンを惜しみなく開封。

パーツ数は少なめですが、そこは旧NITTO金型なので、時代を感じさせる油流れ不良気味のパーツのヤレがテンコモリ。

基本的にガンプラでいうところのモナカキットなので、貼り合わせパーツの合わせ目処理と面出しが作業の中心ですが、面を整えるのに中々時間が掛かりました。

 改造的なことは、各関節のシーリング部分をエポパテで造形するという、マシーネンでは御約束の作業をした程度。マシーネンは、今時のガンプラみたいに柔軟体操が出来るレベルで関節が動くわけでなく、キットの関節を使用したのでは逆にポーズが殆ど付けられないというシロモノで、関節をエポパテでシーリングブーツっぽくし、中に銅線やアルミ線を仕込んでポーズを付けて固定ってのが定番です。

組み上がったら早速塗装。2年位買ったきり積んだままで所有さえ忘れてたクレオスの0.3mmプラチナエアブラシを今回目出度く初使用。新品のまま飼い殺すとこだったよ。最初下地にマホガニーを塗ったけど、コレじゃない感があったのでマホガニーとミドルストーンをブレンドして下地に。マシーネンの下地はマホガニーかミドルストーンってのは、今やオールドタイプのようです。最近の手法見てるとスッゴいよね。

塗り直した下地は、ちょいと明るすぎたかも。

マシーネン=筆塗りが様式美ですが、私はエアブラシの方が好きなので基本エアブラシです。

以前横山センセの講演?みたいなのを聞きに行ったことがあるんですが、「筆じゃ無きゃダメだ」の意味を知ってナルホド~と散々頷いておきながら、実践ではエアブラシですよ(笑。筆は奥が深すぎて、浅瀬で直ぐ諦める私にはハードルが高い。

でも、本人が面白けりゃそれでいいんです。

ここからもオールエアブラシで、下地のベースカラーの上にに下地にレッドブラウンを混ぜたものとレッドブラウン100%とで迷彩を加え、更に自家調色のクリアーブラウンをコートしてみました。

この機体のモチーフはウサギなんだそうです。それでデカールにウサギチックなデコが入ってんですね。ならばと塗装もネザーランド・ドワーフ等のペット用ウサギをモチーフに塗ってみました。

ウサギと言えば月ですが、突然火星に降り立たせたくなったのでクリアーブラウンで火星迷彩っぽくしたかったってのが理由でモチーフをチョイス。

っつーことで、ベースも火星。行ったこと無いので想像で作ったけど、一応脳内参考資料としては、カプリコン1、ミッション・トゥ・マーズ、レッド・プラネット、ゴースト・オブ・マーズ辺りの映画。

 地面は下に木粉粘度を敷いて、その上に100均のバークチップを新聞紙でくるんでハンマーで粉砕したのをふんだんに撒いて、アクセントにそこらで拾った小石をちりばめたら火星っぽくなったと自画自賛。

 カウツ本体は、エアブラシ特有のノペっと感を無くすべくフィルタリングを強めに施しましたが、火星という環境、つまりは乾燥してて水分がなく、地表は酸化鉄に彩られていて砂嵐がよく起きるという事を考慮してウェザリングは控え目。特に雨だれとか泥汚れとかは施してません。

 動力パイプは、全てWAVEのスプリングに換装。スプリングのストックが心許なかったので、地元のガンプラ屋に行きますと各サイズ在庫が有ったので、この機会に大人買い。このガンプラ屋、昨今のガンプラ品薄の影響も有ったのか、等々テナントを閉めてしまいまして、今や我が町にプラモ屋はありません。これから接着剤一つでさえ通販でないと入手できんですよ、奥さん。

 ともかくも、作の簡単、塗るのは自由、アレンジもミックスビルドも何でもあり、マシーネンは作った人の個性が如実に出るから面白いです。

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